横になったままで筋トレができるEMS
EMS
運動不足や加齢に伴う筋肉量の低下、疼痛の再発予防、体型の乱れや便秘でお困りの方など、さまざまな方面で効果を生み出すEMS施術を行っています。これまでに経験されたことがない方は「安全性は大丈夫だろうか」「自分にも効果があるだろうか」「どんなメリットがあるのだろう」といった疑問をお感じになるかもしれません。EMS施術の詳細や利点などをご紹介いたします。
EMS施術とは?
EMSマシンは、市販にも販売されているためなんとなくイメージはつかめている方が多いかもしれません。しかし、市販されているマシンは、低周波のみ出力できる仕様になっており皮下の3mmほどの筋肉(アウターマッスル)しか鍛えることができない場合が多いです。今回、EMS施術として使用する業務用EMSマシンの場合は、低周波と高周波両方の出力が可能となっているため、表面の筋肉「アウターマッスル」と筋肉の深層部にある筋肉「インナーマッスル」を同時に鍛えることができます。ここでは、まず「EMSとはどういうものなのか」からご紹介していきます。
EMSの特徴
EMS施術で使用する機器は、皮膚表面にある筋肉「アウターマッスル」と深い部分に位置する筋肉「インナーマッスル」を同時に鍛えることが可能となっています。
※EMS施術では、低周波と高周波が複合した「複合高周波(ダブルインパクト波形)」によって、アウターマッスルとインナーマッスルを鍛えていきます。
通常のトレーニングでは、アウターマッスルが主に鍛えられてしまいインナーマッスルを重点的に鍛えることは難しいといわれています。インナーマッスルは「脂肪を燃やす筋肉」といわれ体型の維持には、この部分を鍛えることが大切になります。またインナーマッスルには、骨格バランスを維持する役割もあるため、猫背などの姿勢改善を目指すうえでも大切になります。
・ダブルインパクト波形とは
EMSには主に高周波、中周波、低周波の3つ周波数(パワー)があり、周波数が高いほど筋肉のより深い部分に通電することができます。従来のEMSマシンは、高周波のみ、低周波のみなど一つの周波数でしか対応できなかったものの、ダブルインパクト波形は高周波と低周波の複合タイプのため、それぞれの周波数の“いいとこ取り”をした施術を受けることができます。
・低周波の特徴
周波数が0,1Hz~1,000Hzのものが低周波マシンで、皮膚の表層にあるアウターマッスルを鍛えることができます。市販で販売されている家庭用のEMSは、周波数が20Hz~100Hz以内の低周波マシンが一般的です。
・高周波とは
周波数が10,000Hz以上のものが高周波マシンで、自分では動かすことが難しいとされる身体の深層部にあるインナーマッスルを鍛えることができます。高周波のEMSマシンの操作は、専門的な技術や知識がなければできないため、整骨院などで使用される業務用EMSは主に高周波や中周波が多くなっています。
EMS施術で痩せやすい身体へ
EMSで筋肉に電気刺激を与えて筋収縮を促すトレーニング法を「EMS施術」といいます。EMS施術では、鍛えたい部分に電気が流れるパッドを密着させて筋肉を自動的に動かすことで、筋肉を鍛えることができます。筋トレだけでは難しかったインナーマッスルを強化できるだけでなく、一人ひとりのコンディションに合わせて鍛えたい部分や引き締めたい部分にピンポイントでアプローチできるため、短時間・効率的に筋肉強化へと導くことができます。そのため「仕事が忙しくて運動をする暇がない」「腰痛や膝の痛みを抱えているため運動ができない」「効率良く身体を引き締めたい」このような方に大変おすすめです。
EMS施術のメリットとは?
身体の不調の原因はさまざま考えられますが、その一つに「筋力の低下」があります。運動不足や加齢により筋肉量が低下してしまうと、身体のバランスが崩れさまざまな部位に痛みを感じやすくなります。EMS施術は、運動する時間がない方や膝などに痛みを感じ運動が難しい方、ご高齢の方などでも「横になったまま」筋肉強化を行うことができます。
・免疫力の向上
EMSで筋肉を刺激して血流が良くなると、体温が上がって風邪や細菌と戦うために必要な免疫力を高めることができます。体温が低下して血流が悪くなると“免疫機能の要”ともいわれる白血球が体内を巡ることができなくなり、体内に入り込んだ異物の発見が遅れ体調を崩してしまったり、風邪を引きやすくなってしまいます。そのため、EMSによって体温を上昇し免疫力を高めることにより、風邪を引きにくい身体を目指します。
・歩行時の安定性向上
EMSでインナーマッスルを鍛えることで“天然のコルセット”と呼ばれる腹部が安定し、膝や腰への負担が軽減され歩行の安定につながると考えられます。加齢に伴う腰や膝の痛みの軽減や、予防としてもEMS施術はおすすめです。