早期復帰を手助けする固定療法をご提案
FIXED THERAPY
さまざまなスポーツ競技に携わる方は、常にケガと隣り合わせの不安をお感じかもしれません。「後遺症を長引かせずにできるだけ早く復帰したい」とお考えでしたらぜひ気軽にご相談ください。スポーツ外傷へのサポート実績が豊富な整骨院として、症状に合わせたケアプランをご提案いたします。あらゆる症状に適応する固定療法の特色やメリットなどについてご紹介いたします。
患部を固定することで得られる効果とは
骨折や捻挫などの処置といえば、ギプスや包帯などで患部を固定するイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。このように患部を固定して、動かないようにし安静を保ち回復を促す施術を「固定療法」といいます。主な目的は、痛みの緩和、再発予防、応急処置の3つで、それぞれの目的や用途に合わせて固定方法を変えていきます。さまざまなケガで固定療法は行われますが、主に骨折・捻挫(突き指)・脱臼・肉離れ・アキレス腱断裂などのときに用いられることが多いです。
「伸縮テープ」
ある程度動きが必要となる関節部位の可動域の制限や固定、圧迫には、伸びるタイプの厚めのテーピング「キネシオテープ」や「KTテープ」を行います。「キネシオテープ」や「KTテープ」はともに、筋肉に沿って貼り、筋膜や腫脹の間に隙間を作ることで、血流の改善(疲労回復、治癒力の促進)、痛みの緩和を目的としたテーピングです。「KTテープ」は撥水性があるため汗や水に強く、スポーツに特化したテーピングです。
「非伸縮テープ」
患部を強く固定したい場合や圧迫をする際には「ホワイトテープ」という伸びないタイプのテーピングを使用していきます。
・包帯
包帯は、患部を保護する目的の「伸縮包帯」、適度な圧迫感のあり固定を目的とする「弾性包帯」などがあります。その他にも外傷による出血を止めるため、損傷部位を保護して悪化を防ぐするためなどさまざまな用途で使われることがあります。
・ギブス
水につけると化学反応で固まる包帯を使用した固定方法です。主に患部を強く固定する際に使用され、「骨折」や「脱臼」などの重度の外傷に用いられます。
固定療法で期待できる改善症状
固定療法には、ケガからの早期回復や再発予防などの他にもさまざまなメリットがあります。スポーツをされる方ににとってはもちろん、腰痛や肩こりなどの不調を抱える方にも固定療法は有効であると考えられています。具体的には、次のような症状の改善が期待できます。
固定療法で改善される症状
・ケガの早期回復
キネシオテープを痛みやこりのある部位に貼ると、皮膚の下に隙間ができて筋肉の動きがスムーズになり血液やリンパの流れが改善に導かれて新陳代謝が高まります。それにより、損傷部の回復に必要な酸素や栄養素が運ばれて痛みやこり、内出血、むくみなどの早期回復につながります。
※テーピングには決まった巻き方があるため、専門家やスポーツトレーナーなどのアドバイスのもと正しく使用しましょう。
・スポーツパフォーマンスの向上
スポーツやトレーニングによる筋肉や靭帯の痛み、疲労を軽減するためにKTテープを使用します。KTテープは筋肉と似たような伸縮性があるため、筋肉や靭帯、関節などの動きをサポートしてくれます。痛みなど障がいのある部位に沿って貼ることで、筋温を上昇させて血液循環を高めウォーミングアップと同じような作用をもたらします。耐水性に強く弾力性も高いため、水泳選手など水中競技であっても優れた威力を発揮します。
・ケガの悪化・再発予防
捻挫や脱臼、骨折などをした際の応急処置として、包帯で患部を固定する方法があります。固定することで関節の動きを制限できるため、ケガの悪化を防ぐことができます。また、包帯を巻きつけることで患部が保護され、二次的損傷の予防にもつながります。
・痛みをやわらげる
中高年のぎっくり腰や、交通事故などによるむちうちは、身体を動かすとより強く痛みを感じる傾向があります。そのような場合に、腰や首をコルセットやサポーターによって固定をすることで動きが制限されて疼痛緩和を図れます。